「賭博堕天録カイジ 和也編」5巻感想

賭博堕天録カイジ 和也編(5) (ヤンマガKCスペシャル)

賭博堕天録カイジ 和也編(5) (ヤンマガKCスペシャル)

2月4日に「賭博堕天録カイジ 和也編」5巻が発売されました。
amazonレビューの評価フルボッコじゃないですか。しかし現在のカイジをアカギに置き換えて冷静に考えると「ぽっと出のおっさんたちが必死に麻雀打ってる様子を横でアカギが見てるだけ」みたいな状況が何年も続くわけですが大丈夫か。
帯にはアニメ2期とパチンコ第2弾の告知が。きたぜぬるりと。改めて表紙のカイジの横顔をまじまじ眺めるとだんだん不安定な気持ちになってきますね。この骨格はすごい。


前々巻の感想:「賭博堕天録カイジ 和也編」3巻感想
4巻の感想を書いていなかったことに気が付きましたがまあいいか。読み返したらペドロとかホセじいさんとか完全にわすれてました。
3巻の感想で書いたこととあまり変わっていないのでサラッといきます。





4巻では草食以上に鈍感で無防備なアジア3人組に失望した和也も





5巻では意図的な事故でパニックを引き起こしてこのはしゃぎっぷり。





当然のようにカイジは蚊帳の外です。涙腺ゆるふわです。


1.ゲーム開始前 (痴話喧嘩)
和也「人は裏切る!それが本性!」カイジ「バカなっ!何言ってやがるっ!」
2.トラブル発生 (カイジ発狂)
和也「ダイジョビダイジョビ」カイジ「チャ〜〜ン!よせっ!中止だっ!」
3.ゲームクリア (和也に説教タイム)
和也「なん…だと…」カイジ「やったっ!やったぁっ!どうだっ!」


おわかりいただけただろうか…
彼等がこのやり取りをもう何回も繰り返しているということを…





福本先生の描く犬の絵が相変わらずひどい。





マリオ錯乱状態で次巻に続きます。マリオの服の魚がコマごとに表情を変える様子を観察するのが地味におもしろいです。魚の上に書かれた文字の「Unlecseebootu」は「unterseeboot」(潜水艦)のことなのでしょうか。
救出ゲームつまらないことはないのですが、問題はアジア3人組に感情移入できないままのせいで誰が裏切って誰が死のうがどうでもいいと感じてしまうこと。何がダメってこれがダメ。人は人を救わなくても…心が痛まないから…!
たとえば救出ゲームの3人組がひろゆきと涯くんと零くんだったらきやきやひやひやドキドキし通しなのでどれだけ展開が遅かろうと長引こうと話は別です。





しかし回を重ねるごとに坊ちゃん無双すぎるだろ。


そういえば昨日ごく一部のTLで騒がれた「和也16歳」説*1に正気を失ったんですが、和也、何、非実在青少年だったの?規制対象だったの?カイジと7歳差って。零くんより年下って。その顔で。いくら未成年にも程がある。赤木しげる13歳が去年までランドセル背負ってたというくらいの衝撃。
和也が飲酒や喫煙で法に触れないか、わたしが和也を扱うにあたって法に触れないか、ダブルで不安です。完全にアウツ。
 
 

*1:福本先生に直接聞いたファンがいたらしい。